ゆうこば アメリカ看護留学の記録

2017.08.13〜 アメリカの大学にて看護学を専攻していました。更新頻度は未定ですが、日々の生活やアメリカの看護のことなど何でも留学を通して見つけたことをどんどんここに記録していくつもりです!

カンザスへ、出発! part2

 

こんにちは!

前回は家からミネアポリスに到着するまでを記録しました。今回は、ミネアポリスでの乗り継ぎ、ウィチタへの到着、大学スタッフさんによるピックアップそして大学へついて寝るまでを記録します。 

ミネアポリスに到着!

 無事ミネアポリスに到着したのは、14時過ぎ。予定より30分ほど遅延しましたが、6時間も乗り継ぎ時間がある予定だった私にとってはむしろラッキー。飛行機を降りて、入国審査へ向かいます。外国人である私はVISITORとかかれた列へ。ご存知の通りアメリカはとても入国審査が厳しいので、なかなか列が進まない。重い荷物を床に置いて、少しずつ前に進むのを待ちました。列の途中、スタッフさんが手元に用意しておくべき物を一人ずつ教えてくれました。その時、「ESTA?VISA?」と聞かれ、学生ビザできていた私はビザと答えると、私のパスポートにI-20をセットして返してくれました。航空券はポケットしまっちゃっていいよ!とのことだったので素直な日本人の私はしっかりポケットへ。それからまたしばらく並び、

 NEXT!!

 …やっと私の番が回って来ました。ちなみにこのNEXT!!、某テレビ番組を見たことある方はもしかしたらイメージがあるかもしれません。今回の渡米では、ほぼあの番組のイメージのままでした。笑 以前私がアメリカに行った際はそんなこともなかったし明らかにあの番組盛ってるだろ、って思ってたんですが、いや確かに盛ってはいますが、それでも結構な勢いでNEXT!!と叫ばれたので、ちょっとビビりながらも呼ばれた方へ。渡米の目的や大学での専攻、食べ物は持ち込んでいるかなど聞かれ、I-20を見せました。その際に、ものすごく丁寧に(もはやちょっとしつこいくらいに笑)一時帰国する際に必ずサインをもらわなければならないと教えてくれました。「1年は有効だけど、1年待つんじゃないよ!アメリカ出るたびにその都度もらうんだからね!これを忘れて困る留学生多いんだからぜっっったい忘れないでね!」と。これだけ力説してもらえたので一時帰国するとき忘れないことを祈るのみです。

入国審査が終わると、Baggage Claimへ。横にカートがあったので忘れずにそれを持って行きます。入国審査が終わるまでにかなり時間がかかっていたせいか、5分も待たないで自分の荷物を受け取ることができました。そのまま税関へ向かい、近くにあったセルフのチェックインの機械で今度は並ぶことなく簡単にチェックインを済ませ、さっき受け取ったばかりの受託手荷物をベルトに乗せて、さっさと中へ。もうここからは国内線なので面倒な書類などもありませんでした。

さあ、このままゲートへ!

...と言いたいところですが、まだまだ時間があります。いくら飛行機が遅延し、入国審査で時間がかかったとはいえ、4〜5時間くらいは乗り継ぎまでに時間がありました。飛行機に乗っている間結構な量の食事が出ていたためそんなに食欲があったわけではないのですが、とりあえずフードコートへ。カフェに入ってしまおうかとも思いましたが、そういうしっかりしたお店だとコーヒーだけじゃ悪いかなとか、チップどのくらい出せばいいのかわからないなとか、そういうちょっとしたことが面倒でフードコートで妥協しました。フードコートにはサブウェイやBen&Jerrysなど日本でも馴染みのあるお店が多くあって安心しつつも、なぜか私は見たことないお店でカフェラテとマフィンを購入。

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今回の渡米で初めてドルを使う時。ちょっとテンション上がりました。ここでフリーWi-Fiを使ってノートパソコンを開き、はてなブログのアカウントを開設。記事を書き始めました。本当は空港内の写真をたくさん撮って載せようと考えていたのですが、荷物があまりにも多く断念。しばらく設定をしたりブログを書いたりしました。

ところで搭乗ゲートなのですが、日本を出た時はグランドスタッフの方がゲートの番号をチケットに書いて渡してくれましたが、今回はチェックインしてから見せる相手がいなかったので誰も搭乗ゲートを教えてくれる人はおらず。自分で電光掲示板をチェックするしかありませんでした。でも一人で海外の空港にいて、もし乗り遅れたりしたらただ事じゃないじゃないですか。心配すぎていつでも電光掲示板が見れるように、もう搭乗の数時間前にフードコートをでてとりあえず電光掲示板の近くの椅子へ移動。私が座っていた周辺はソファ席で、しかもコンセントもあったのでまたしばらくブログに集中。搭乗の1時間前くらいにまたそこを立って今度は搭乗ゲートの方へ移動。それが結構遠かったんです。早めに移動してよかった(それにしても早すぎたけれど)と思いながらゲートへ向かいますが、その間もアメリカなので面白いものがたくさんあるのです。例えば、これ

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なんて可愛いんだ!と思って思わずパシャり。化粧品の自販機のようなものでした。結構種類も豊富で買ってしまいそうでしたが、ここは我慢しました。

あとは、これ

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実はこれ、このブログの最初の投稿に載せた写真と同じものを撮ったものです。これの何が面白いって、ミネソタ州にあるミネアポリスの看板に英語と日本語だけ書かれてるんです。これすごくないですか?ミネソタって日本人が多いのでしょうか?他の国の言語一つも書いてないのに日本語だけ書いてくれてるって、ちょっと嬉しかった。

こんな感じで何でもかんでも面白く見えてしまうので荷物が重いこと以外は大して苦でもなく、搭乗ゲートについた時間も搭乗時刻よりだいぶ余裕があって、最高にいい感じでした。しかしそれと同時にこの時最高に眠気が襲ってきていました。本当は寝たい。でもアメリカで空港でうとうと寝てるって危なそうだし、何より寝過ごしてしまったら相当まずい。でも、パンッパンのバッグからPCを出したりしまったりするのって結構面倒で、もうこれ以上ブログの続きをやる気にもならず。適当にiPhoneSNSをしていると、友達から今ブラジルとのLINEが。ブラジルとアメリカって時差少なそうじゃない?ってことでちょっと話しているうちに眠気も覚め、エコノミークラスの搭乗に順番がそろそろきそうだったので電話を切りました。それからちょっとして、やっと私の搭乗の番が来ました。

 

ミネアポリスからウィチタへ

チケットを見せ飛行機内へ。さすがにミネアポリスからウィチタへの便はほとんどがアメリカ人でした。飛行機もまあ国内線なので狭い。3列目だった私はすぐに席にたどり着けたのでよかったのですが、上の荷物置き場もまあ小さい。持ち込み手荷物が入らず。重たい荷物を一生懸命上に持ち上げた結果入らず、結果落とし...

Oh...

周囲のアメリカ人の皆さんに合唱されてしまいました笑 でもアメリカ人は本当に優しい。みんなで手を差し伸べてくれて、「なんか落としたよ!」とか言ってくれるんです。それで私が、大荷物を持って席に着くと、隣のおばちゃんが「なるほど、そういうことね」と言ってくれる。なんて優しいの!!ナチュラルにそうやって声かけてくれる感じ、気持ちがほどけてとってもいいなって思いました。

しかし、席は狭いし国内線なのでテレビもついてない。2時間ひたすら座るしかありませんでした。CAさんも同様にやることがないのでしょうか、ひたすら飲み物を持って回って、ごみ収集に回ってきて、の繰り返し。そもそもジュースをそんなに飲むタイプではないので、お水だけもらって軽く寝ました。たったの2時間、日本での家から大学までの片道通学時間とほぼ同じですが、長時間のフライトの後だったし寝づらいし、さすがに疲れてきていたので早くついてほしい気持ちでいっぱいでした。

そうして、やっとウィチタに到着。思えば国内線の飛行機に乗った経験なんてちょっとしか乗ったことなく、それも小さい時の家族旅行と高校の修学旅行で、人とのおしゃべりに夢中だったので全く記憶なし。だから飛行機から降りたらもうBaggage Claimだったのは本当にびっくり。すると、明らかに私に向かって近づいてくる人が。

「あなたがゆうこば?」

ピックアップに来てくれた大学の先生でした。

「そうです!!こんばんは〜〜」

こんな感じで無事に合流。そこには同時にピックアップしてもらうインターナショナル仲間でもっと前の便で到着していた子もいました。無事荷物の受け取りをすませると、もう一人この後到着の子を3人で待ちました。

ちなみにこの時すでに着いていた子はなんと日本人の女の子。ちょっと安心。でもこの女の子、受託手荷物の一つを無くされてしまったそう。しばらくしたら届くとのことでした。ちょっとその子と話したり先生と話したりしているうちに、もう一人の留学生が到着しました。その子も私同様無事荷物を受け取り、みんなで車へ。日本人の子の荷物が届くのを待つ間、ドライブスルーのお店に行って飲み物を買うことになりました。

お店に着くまでの間、先生がそのお店の説明をしてくれました。

「そのお店ではね、いろんなジュースを混ぜてもらうことができて、とっても美味しいのよ!私のオススメはチェリーライメネイド!」

...チェリーライメネイド?

どうやら、チェリーとレモネードのライムバージョンの組み合わせならしい。さっきも言ったように、ソフトドリンクは断然水派の私。しかもちょうど水が欲しいと思っていたところ。でもせっかくアメリカきたしなあ...

そんなことを迷っていると、すぐにお店に着いてしまいました。

先生「なんにする?」

日本「チェリーライメネイドで」

アル「私水でいい」

私 「アッ...水で。」

なんともスピーディーに買い物を済ませ、ドライブスルーなのでそのままお店を後にし、空港に戻りました。ちなみにチェリーライメネイド、一口味見させてくれたのですが、全然美味しかったです。ちょっと量多くない?ってくらい。

さすがに荷物届いてるだろうと空港に戻りました。しかしなかなか荷物届かず。先生と日本人の子が車を降りて行ってしまったので、アルベニア人の子とお話をしました。自分の国からどのくらいかかったかとか、専攻は何かとか、そんな感じ。私はアメリカついたばかりでその時まだ英語がパッと出てこず、surprisedさえも言えずその子に

「オッケー、びっくりしたのね!」

みたいな感じでフォロー入れてもらったり。でもなんだかんだ会話をしながら二人が車に戻ってくるのを待ちました。

ようやく荷物を受け取ることができ、いざ出発。ウィチタから大学までは車で40分くらいかかるのですが、その間インターナショナル3人は爆睡でした。

大学に、到着!そして寮へ

大学に着いたのは夜中の0:30頃。大荷物を先生に助けてもらいながら運び、寮の建物の前まで行くと3人の人影が。彼女らは私たちのRA(それぞれの寮のリーダーのような人)で、迎えに来てくれていました。私の寮のRAは、とってもフレンドリーで優しい印象の活発そうなアメリカ人の人。それだけでとっても安心しました。

 

RAからまずは布団セットをもらいました。もともとアドミッションオフィスの人から布団セットは用意すると言われていたので何も持って来ていませんでした。しかし、なんと渡されたのは枕とシーツ類のみ。掛け布団なし。

...え?これがアメリカンスタイル?まだ夏だから掛け布団なしでもいけるっしょって?

でもこっち、日本より若干寒く、夜なら20度を下回ったりします。特に真夏でも冬布団の重たいのをかぶって寝たい派だった私にはきつすぎ。

でもそんなこと言えないので、笑顔でThank you♪と言いました。その後、バスルームの場所だけざっと教えてもらってやっと寮の部屋に着いたのは0:45くらいでしょうか。まずはやっと一人で部屋に来れたので休憩。

それにしても、思ったよりいい部屋。壁の端から端まで窓があり、机にベッドに十分な量の収納。こんな時間なのですぐにでも寝るべきだったところでしょうが、初めての寮、そして「私にしまって!」と言わんばかりの収納たち。よし。しまってやろうじゃないか。こんな深夜にバッグ4つぶん全てを一気に収納。最後にベッドを作ってなんとなく形になりました。時計を見ると、もうすぐ2時。やばい。急いで着替えを持ってバスルームへ。

扉を開く。右にはずらりと並ぶ洗面台たち。左には4つのトイレ。右奥には3つのシャワー室。そして、トイレのドアは、ない。

...ない。カーテンなら、ある。ドアは、ない。

しかも、ご丁寧に、使い終わったトイレまでしっかりカーテンが閉められているんです。つまり、どこに入っていてどこに入っていないかわからないんです。

あんまりトイレの前でまじまじといるかいないかチェックするわけにはいかないので、通りすがりながらカーテンの閉め具合が甘いところをチェック。ここだ!

当たりました。よかった。いや当たり前ですよね、深夜だもん。

当たり前ですが(?)、シャワー室もカーテンです。温度調節の仕方もまだよくわからないままたまにあっつくなるシャワーを浴びました。

やっと部屋に戻り、掛け布団のないベッドへ。飛行機でひざ掛けに使う用に持って来ていたバスタオルをかけ、持って来ていたスタジャンを着て、やっと就寝です。ラッキーなことに枕元にコンセントがあったので、快適に寝る前のiPhoneタイム。明日の朝食の時間は8:00〜9:00です。8:10にRAがカフェテリアへ連れてってくれるとのこと。

こうして、長い長い、1つの記事に収まらないくらい長い、13日のいちにちが終わりました。この時は「ふふん〜来ちゃった〜♪」って気分で、「この状況やば〜」って感じで一人でにたにたしていました。

この日は日本人とアルバニア人の友達が一人ずつでき、先生や先輩とも話せました。14日からは友達ができ、少しずつカンザスの生活に慣れていきます。ネタだらけ。

ということで、続きは次回!

 

2017.08.13

ゆうこば